プロローグ - Re-marketing

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もう5年以上も前のはなしだ。

あるショップが倒産しかけていた。

経営は既に債務超過になり、客もほとんどいない・・・。

経営上は月商400万円以上は確保しないとスタッフに給料が払えない状況になるのだが200万円もない。

だから給料は社長が資産を売り払って毎月支払っているような状況だった。

この倒産寸前の会社には以前、以前お世話になっていたこともあり経営者やスタッフのこともよく知っている。

だからこそ、この現状には正直目を背けたいと思っていた。

実際、たまに挨拶にいく程度でビジネス的にかかわることはほどんどなかった。

当時の僕ができるはWEBマーケティングだけ。

そしてこのショップはWEBだはなく実際に店舗を構えているリアルショップ。

しかもWEBとほとんど関わりのないジャンルのものだった。

実際に倒産寸前の僕にはWEBサイトに集客することしか脳のない僕にできることなんてない思っていた。

しかし少し状況が変わってくる・・・・

店舗の家賃を半年間以上払っていないことにより、以前から立ち退きを迫れていた。

そして痺れを切らした大家が立ち退きを強制執行すること決めたのだ。

強制執行が決まってからの経営者やスタッフの消沈振りは見られたものではなく、僕に同情という気持ちが芽生えてしまった。

ご存知の方も多いと思いますが、マーケターや経営コンサルタントには同情という気持ちは禁物。

いや、同情という気持ちが芽生えるようではマーケターという仕事には向いていないし、マーケターとして資格がない。

マーケット分析に感情を移入させることは即負けを意味するからだ。

しかし、芽生えた。

救ってやりたいという気持ちが。

その当時の気持ちについては5年以上たった今も自分でよくわからない。

しかし、結論としてはお店は当時の予想をはるかに超えて繁盛した。

そして自分の経験としても最高の財産になった。

このブログはたいした実力もないWEBマーケターが泣き言と勘違いとおせっかいを繰り返しながらお店と共に成長していく備忘録である

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